…これは、今目を開けられないぞ。
目を開けちゃだめ…、
だけど、そういうときこそ半目開けちゃわない?
薄ら、目を開けたその視界には、
「……おはよう」
月明かりに照らされる美しい金髪に、
人間かと疑うほどに、
綺麗な瞳、鼻筋の通った鼻、薄く整った唇。
完璧な見た目の男の人が、そこにいて。
私の起床(しかし狸寝入りだった)と同時に、
美しい笑みを浮かべて、甘い低音で朝の挨拶をぶっ込んできた。
私、育ちはよろしくないけど礼儀は正しいものなので。
ついうっかり、
「おはようございます」
と、骨髄反射にて返してしまいました。



