私が笑顔を向けると、彼は満足げに微笑んで、
「ちゃんと良い子にしててね」
と、優しく頭をポンポンしてくれた。
彼の出ていく後ろ姿を見つめながら、
本当に、優しい人だなぁと感じた。
それから私は適当にくつろいだり勉強したり。
お昼ご飯も食べて、また勉強してみたり。
うーん、早く帰ってくるって何時くらいだろうか?
いつもは多分、日付は超えてから帰ってきてるんだろうから、
…もしかして、早くって言っても夜遅く?
あー、あんまり期待しないほうが良いかも。
そう思って、
突然やってきた睡魔に抗うことなく軽く昼寝をすることにした。
勉強机に突っ伏すと、すぐに眠りに落ちた。
…夢の中では、ヒカリさんはその日家に帰ってこなかった。



