その返事を聞いて、 「ほんと?」と男性にしては可愛らしく首をかしげて微笑む彼。 ソファに深く腰掛けて足を組み、こちらを見る姿はさながら王子様といったところだ。 神々しいその姿に「合掌…」という念を送りつつ、 このタイミングで大事なことを思い出した。 「あっ、そういえば私自己紹介してなかったですね!」 と彼に言って、自分の名前を告げようとしたその瞬間に、 彼はもうそれを口に出していた。