にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


「結婚式の写真ないの?」


「見る?」


「うん、見たいな…」




「ハイ…」



スマホの中の写真を
遥に見せた




「お義姉さん、幸せそうだね…
綺麗な人…」




「うん、幸せそうだった…

綺麗かな…?」




「うん
今日見て、綺麗だと思ったでしょ
別にいいよ
だって、誰が見てもお義姉さん綺麗だよ」




「んー
やっぱり、好きだな…って思った

遥のことが…

オレ、やっぱり遥が好きだな…
って改めて思ったけど…」



遥の方が

ずっと綺麗だった



「…もぉ!
ちょっとビックリしたー」


遥がホッとした顔をして笑った




「大丈夫…
もぉそんな気ぜんぜんなくて
自分でもびっくりするくらい
姉ちゃんのこと、なんとも思わなかった」




「そっか…」



遥、不安にさせて、ごめん…



ーー



遥の頬にキスした



遥が恥ずかしそうに下を見た





「あと、これが両親と…こっちが義妹…」



「原さんと、どことなく似てるよ…」



「まぁ、親戚だからね…

でも、なぜか…子供の頃
なにも知らない人に
お父さんに似てるねって言われたんだよね
父さんとは血の繋がりもないのに…

あの時の父さん
すごく嬉しそうだったな…
今、思い出した」



「お義父さん、原さんのこと
ホントの子供として
育ててたんだよ」



「うん
今度一緒に飲もうって
言ってきた

みんな、遥に会いたがってた」



「私のこと、言ってくれたの?」



「うん
みんなに会ってくれる?」



「うん…嬉しい
でも、緊張するね」



「でしょ!オレも緊張したもん
遥のお父さんに会うとき」



遥とふたりで笑った



オレ

こんなに幸せで



いいのかな