にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


「あのさ、遥…」



「なに…?」




「オレ…

家族がほしい

遥と家族になりたい

お父さんと、遥と、家族になりたい

遥と結婚したい

オレと結婚してほしい…」




「え…」



「…ヤダ…?」



「…」



目の前の
遥が涙目になった




「ヤダったら…」



「…嫌じゃないよ…
ヤダったら…結婚しないの?」




「え…」



「だって、こんな時でも原さん
遠慮するんだもん…」



遥は目尻を押さえて笑った