にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


「お父さんと約束したのに…」


「また来週帰ってくるって」




「オレ、殴られるかな…」



笑ったら

肌と肌が触れて

くすぐったかった




「原さん
ずっと、我慢してくれてた?」


「…うん」


「ありがとう…」



ーーー


私から原さんに

キスした





「…かわいい…遥」



「ん?」



「年上なのにかわいくて…

守りたいと思うのに…
いつもオレが守られてる

助けてもらってる

いつも遥に
さみしくない?って聞いてたけど
さみしいのは
ホントは、オレだった…」



「私も助けられてるよ
守ってもらってるよ

原さん来てから
毎日が楽しくて

いつもひとりだったのに
帰ると、あ…原さんいるんだ…って
嬉しくなる

ご飯食べたら帰らないで
ここにいてくれるだけで…
原さんのアパートから
ここに帰ってこなくていいことが…

それだけでも
さみしくないって
いつも思う

側にいてくれて、ありがとう」




「ずっと、側にいたい…」




原さんは優しく抱きしめてくれた