にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


私と原さんは

そのまま家に着いた



「荷物、ありがとう
重かったでしょ
すぐご飯用意しますね」



「ごめん…
あんなふうにできなくて…」



「え…」



「手繋いだり…
腕組んだり…
したかったでしょ」



「別に…そんな…」



「ごめん…
なんか慣れなくて
自然にできない…」



「じゃあ、今度、私からします!
しても、いい…?」



「うん…
遥、さみしくない?」



「うん
さみしくないですよ」