にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


手を繋いだまま

波に沿って海を歩いた



そのまま

またバイクに乗って

原さんのアパートに帰った



「原さん、今日は私このまま帰るので
家まで送ってほしいです」


アパートに入る前に言った



「寄ってかないの…?」



「また、来ます」



なんとなく気まずかった


たぶん原さんも…



「もう少しだけ…一緒にいたい…」



原さんは私の腕を掴んだ



え…



いつもなら

疲れてるよね?とか

明日仕事だよね?って



原さん言うのに…



嬉しかった



「私も、一緒にいたいです…」