「やっぱり、まだ上手くできない… 美波さんいないと オレ、ダメなんだって思った…」 原さんが言った 原さんは最近 そんなことを言ってくれる 最初に会った時の 無愛想な原さんからは考えられない たぶん こっちがホントの原さん 「うまい… 今日のは、ちゃんと オレの好きな味になってる…」 いつものと違う 甘くない… あの時の玉子焼きは 先生のこと考えて動揺してた 原さんは きっと知ってた 私の身体からも 先生の匂いがしてたんだろうな