にびいろのなかのひかり 鈍色の中の光


「ねぇ、お兄ちゃんも高校卒業したら
この家から出ていく?」



「どーだろ…」



姉がいなくなった

この家にいても



意味がない気さえしてた





「お兄ちゃん…行かないで…
さみしいよ…私…」

そう言って
美月はオレの手を握った





オレをじっと見る美月の瞳は

女の人の瞳をしてた