そして足音はどんどん大きくなり、 俺の前で止まった。 その足音の主は、 さっき体育館で玲と仲良くしていた 橘 嵐だった―… クラスの女子がかっこいい ってキャーキャー言ってた奴だ。 『玲っ!!!』 そいつは玲を見つけると、 俺の元に走ってきた。 俺の元っていうか正確に言うと、 玲の元ね。