《続々》俺様幼馴染の溺愛包囲網(出産♡子育て編)

亮平と聖くんが、お互い我が子を抱っこして連れてきた。

鉄平はそろそろ授乳の時間だ。
少しあげればすぐお昼寝するだろう。

「ちょっと寝室で授乳してくるね。
雅ちゃんは…」

「うちは聖がいれば大丈夫よ。
寝かしつけてくれるから。」

…さすが。なんというか、力関係が…

「あ、聖くん、客間に光ちゃんのお昼寝用にお布団敷いてあるの。そこ使って。」

「あぁ。ありがとう。使わせてもらうよ。」

寝室に行こうとすると、なぜか亮平がついてきた。

「ちょっと、亮平はホストなんだから、ちゃんとおもてなししてきて。」

「えー!なんでだよ。
日曜日なんだぞー。休みの日は3人でずっとくっ付いていたいのに、あいつらいるから、全然出来ないじゃないか〜。」

「もうっ!いつでも出来るでしょう⁉︎
亮平はみんなのところに戻るの。
はい、行って!」

ブーブー文句を言う亮平を、なんとかリビングへ戻した。

鉄平はおっぱいを飲むと、すぐにトロンとしだした。興奮してたから、疲れたんだろうな。



20分程でみんなのいるリビングに戻ると、
廣澤くんと麗ちゃんが立ち話をしていた。
あ、いい感じかな?



「ケーキ、どうしようか?
すぐ食べられる?」

「うーん。お腹はいっぱいだけど、解散時間から逆算すると、始めたほうがいいかもね。みんな明日は仕事だし、コーヒー入れるの手伝うよ。」

雅ちゃんの言う通りだ。
それに、お互い小さい子がいるから、夜遅くになることは避けたい。