そして、看病して丸2日、やっち目を開けた。 珍しい子だった。 黒と紅のオッドアイ。 日本人かどうかを疑うほどだった。 しかし、顔立ち、骨格は日本人特有のものだった。 何となくこの子には、この子ですら知らない事がその身に起きていると感じた。 だから俺は、この子を助けると、そう言ったんだ。