思い出して、また顔が熱くなるのを感じながら、鏡を手を取り確認する。
特に、何の跡もついてはいなかった。

(夢の中であんなにドキドキするなんて。
でも、私の事を部屋まで送ってくれた後、確か。。)

そう、私の事をベットに降ろし、耳元で低い優しい声で囁いた。

『また、明日来る。22時に眠らずに待っていろ。』
そして、おやすみ、と言い私の髪を優しくなで去って行った。

(眠らずに待っていろ。って事はもし約束通り来たら、本当に起きた事なんだよね。)

私は、22時まで待ってみる事にした。

次回、『約束の夜』更新予定。