「ヤキモチ妬いてる?」
そう言うと、柊は顔を真っ赤にした。
「…っ!んなわけ、ねーじゃん!!」
可愛い。
……誰も見てないよね?
私は柊のほっぺにちゅっとキスをした。
「へ?!?!」
「今日頑張れるおまじない」
そう言うと、柊は顔を隠して言った。
「…ズルい…」
「へへ、ごめんね?今日頑張ろ」
「…おう…」
私たちは待機場所に並んだ。
今は主催者が挨拶している。
今日は、私たちの演奏を聴きに来ている人がほとんどだ。
落ちこぼれから這い上がった「奇跡の吹奏楽部」として、去年たくさん取材が来ていたから、私たちの実力が世間に知れ渡ったのだ。
主催者挨拶の後は、私たち以外の団体も演奏をする。
私たちは2番目だ。
この場を歩く全ての人の心に私たちの音を届ける。
それが、私たちのやるべき事。
「───それでは、次の演奏は、花山南高校吹奏楽部ですっ!」
よし、行こう。
心の中でお客さんに問いかける。
私たちの音楽に魅了される準備は
出来てますか?
そう言うと、柊は顔を真っ赤にした。
「…っ!んなわけ、ねーじゃん!!」
可愛い。
……誰も見てないよね?
私は柊のほっぺにちゅっとキスをした。
「へ?!?!」
「今日頑張れるおまじない」
そう言うと、柊は顔を隠して言った。
「…ズルい…」
「へへ、ごめんね?今日頑張ろ」
「…おう…」
私たちは待機場所に並んだ。
今は主催者が挨拶している。
今日は、私たちの演奏を聴きに来ている人がほとんどだ。
落ちこぼれから這い上がった「奇跡の吹奏楽部」として、去年たくさん取材が来ていたから、私たちの実力が世間に知れ渡ったのだ。
主催者挨拶の後は、私たち以外の団体も演奏をする。
私たちは2番目だ。
この場を歩く全ての人の心に私たちの音を届ける。
それが、私たちのやるべき事。
「───それでは、次の演奏は、花山南高校吹奏楽部ですっ!」
よし、行こう。
心の中でお客さんに問いかける。
私たちの音楽に魅了される準備は
出来てますか?

