君以上君以下





心の声が耳に届いた。


私は口を開いていないのに。


桜が舞い散る中、目の前に立っていたのは幸せを願い続けた彼だった。



なんで.....


どうしてここにいるんだろう?



彼の左手の薬指がキラキラ光る。



彼が幸せを掴んだ証が眩しい。




「君は幸せですか?」




今度は声に出して聞いてみる。



彼が近づく。