来る理由もない。 悠からしたら誰だかわからない人物が来ても迷惑なだけだろうから。 「最後に嫌なことお願いしてもいいですか?」 元カノからのお願いを雅さんは聞いてくれるだろうか。 「なに?」 「これを、捨ててほしいのです。」 悠からもらった合鍵を手のひらに乗せて雅さんに見せた。 元カノからこんなお願いされたら絶対に嫌だと思う。 「ごめんなさい....雅さんにお願いすることじゃないかもしれないです。でも私にはいつまで経っても特別なものなので自分でどうしても処分出来ません。」