だけどそんな彼とも長くは続かなかった。
彼と付き合い始めて3ヶ月が経ったある日。

職場から急遽長期休みの連絡が入り、
私はすぐ、地元に帰る準備をした
真っ先に彼に会いたくて それだけがたのしみだったから喜びが増した。

なのに…。 空港に着いて電車に乗ったあと
彼に連絡をしてみるけど 連絡がつかず。
電話にもでなかった。
LINE↓
愛羅「いまどこにいるの?」
「もうすぐつくよ」
「今日会えるよね?」
「忙しいの?」………。

結局実家に向かい荷物を下ろした。
夜中まで待っていたけど連絡なく朝を迎える。

LINEには既読はついてなくて 電話もかかってきてなかった。
(何かあったのかな?大丈夫かな?)

ずっとこんな事しか考えられなかった。
今日も連絡なかったから家に行ってみようと思った時に…

(LINE〜♬︎)
すぐ携帯を片手に取り通知を確認する。




彼「ごめん もう俺たち別れよう」

やっと来たLINEはそれだけだった。

愛羅「急になんで?私がなんかした?」

彼「いや、なにも」

愛羅「じゃなんで?ようやく会えるんだよ?」

彼「ごめんやっぱり難しい」

愛羅「いや、それじゃ私、何のために帰ってきたわけ?」

彼「俺じゃない他の人と幸せになって」

ありきたりな文句。
わざわざ東京から帰ってきたのに、
早く会いたくて 久しぶり会うからってもっと綺麗になったところ見て欲しいって努力もして
帰ってきたのに。
結局そんな言葉しかでないの?。
そんな事しか思い浮かばなかった。

愛羅「そう、わかった。もういいよ。」

彼「貰ったもの返すから取り来て」

もう唖然だった。
お揃いのピアスもネックレスも東京から私が送ったものを
自分で処分するんじゃなく
後始末まで私にやらせるつもりとか…。ありえない。
呆れてものも言えなかった。

愛羅「はい、後で取りに行く」

彼「ごめんねありがとう」

私はため息ひとつ付かず既読を付けたまま
携帯の画面を閉じた。