奇跡を起こした12の月光





えーと、長月ちゃんは──



「…?!あい、と。」



「ん?…?!」



愛斗も気づいたみたいね。



パーティーの後ろの方にいた男が動き出した。



それも、長月ちゃんの方へ…



いけない!



《長月ちゃん!新さん!後ろ!気を付けて…!》



私は急いでテレパシーで伝えた。



急なことに彼女たちは驚いているみたいだ。



そりゃ、2人で少し落ち着いてたところにだものね…



それより…



「愛斗、行くわよ。」



「あぁ」



私は少し急ぎ足で…



でも、不自然にならないように…



彼女たちの方へと歩いていった。



運が悪いことに、私たちと彼女たちはほとんど端と端にいたも同然…



だから、遠い…



間に合うかしら…?



「愛斗…」



「あぁ…わかった。」



さすが、私のパートナーさんだ。



私の考えてることが分かってる。



「愛斗、準備はいい?」



「OK」



「テレポート」



私は愛斗の手を取って長月ちゃんたちの後ろへととんだ。