奇跡を起こした12の月光






「あっ、そういえば。弥生、ちょっと…」



愛斗が急に私を引いて歩き出した。



えっ、、、



今はここ移動したらダメなのに…



「ちょっ……愛斗?」



私が頼まれたこと忘れてるんじゃないの?!



少し、歩いたところで彼が立ち止まった。



ここは…中庭かしら?



「ここら辺でいっか…」



「ちょっと!どういうつもりよ。私、会場から離れちゃダメなのに…」



「ごめん…ちょっと話したいことがあったんだ。」



何よ、改まっちゃって…



「気づいてたかもしれないけど、パーティーの後ろら辺にいた男なんか気味悪かった…。」



あぁ、それね。



それならとっくに気づいてたわよ。



「確かに、少し怪しかった…。でも、そんなことでここまで連れてこないでよ。」



もう、今なにか会場であったらどうするのよ…



「ごめんて…ほら、戻ろ。何かあってからでは遅いしね。」



ほんとにこれだけのために私をここまで…



はぁ、何考えているのかしら、?



未だに愛斗は分からないことが多すぎる。



「って、ちょっとまってよ!連れて来といて置いてかないでよね」



急いで私は彼の元へと駆け寄った。



「あぁ、ごめん…‪w」



笑って謝るなんて…



なんか小馬鹿にされた気分だわ。