奇跡を起こした12の月光




※・※



ついに着いたパーティー。



「弥生、俺たちはもう行くからな。困った時はいつでも呼んでいいぞ。あと、絶対彼から離れないこと。いいな。」



「わかっているわよ、お父様。行ってらっしゃい。」



会場へと消えていく彼らを見送った。



さてと、まずは彼を探さなくては。



私は周りを見渡した。



すぐ見つかるはずだけど…



……あっ、いた。



私はテレパシーで彼を呼んだ。



《こっちよ。》




私がそう言うと、彼は少し驚いてからこちらを見た。



そしてまた少し驚いてからこちらに歩いてきた。



何に驚いたのかしら?



「こんばんは、弥生。話は聞いてる。パートナーとほんとに認められたみたいで嬉しいよ。」



そう彼とは、水無月くんだ。



「ごきげんよう、水無月くん。別に認めた訳では無いから。」



「ツンデレだよね、弥生ちゃんは」



そうからかうように言ってくる水無月くんを睨んだ。