翔馬「んっ…え?なに、ここ…」

ふと目が覚めると真っ暗で何も見えない、
暗闇の中に横たわっていた。

え?え?え?どーゆーこと?何が起きてる?
何も見えない。ん?ここベッドの上?
いや、そもそも…まてまてパニくるな!
落ち着け、俺。えーっと…一旦電気つけよう、
そしたら何か分かるはず!

翔馬「よし…!」ジャラ

翔馬「ん?え?て、手錠?!どーゆーことだよ!」

翔馬の手元には頑丈な手錠が。
そして目が冴え、足に目を向けると、右足には足枷がベッドの端につながっている。


翔馬「はぁ!足にも付いてるじゃねーか!」

え、、まじかよ!俺拘束されてるじゃん!
やばい、やばいやばい絶対やばいよ!
逃げなくちゃ早くここから逃げないと!!

上体を起こし、必死に足枷を外そうと試みたが
足や手が枷でだけだった。

やべぇよ、どーすんだよ これから。
どーなるんだよ俺!死ぬの?俺殺されんの?
やだ怖い無理、、そんなの怖すぎる!!

ガチャ。と音がするとともに扉が開かれた。

翔馬「え?」


「…あれ?もう目が覚めてたの?もしかして待たせちゃったかな?ごめんね、翔馬。あ、今電気つけたげる」

パチッ。電気がつけられ視界が明るくなる。


いきなり電気をつけられ、目がショボショボした。
目では確認出来なかったが聞き覚えのある声。


も、もしかして…助けに来てくれた?
…ん?まて、何かがおかしい。助けに来た人がこんな呑気なことあんのか?


「おーい!翔馬!どーしたの?」

いつもは安心できる声なのに
今日は不安を煽る声に聞こえた。

「無視は良くないよ?可愛い俺の翔馬♡」チュッ