「琥珀も改めて守護者任命おめでとう!お茶淹れるから一緒にお祝いしよ!」
「いや遅くなってもいけないし今日は遠慮する」
せっかく部屋まで来てもらったのでお茶でも飲んでもらおうと琥珀を部屋の中へと誘う。
だが無表情に戻った琥珀は首を縦には振らなかった。
そんな琥珀にもちろん無理強いはできない。
私は「わかった」と残念に思いながらも返事をした。
また後日このお礼も兼ねて誘おうかな。
「…これからもまたもっと結果を求められることになる。それは今以上にお互い気が抜けない状態になるということだ。だから一緒に頑張ろう。お前は一人じゃない」
帰り際に琥珀が無表情ながら真剣な眼差しで私にそう言う。
「うん」
私はそんな琥珀に笑顔で頷いた。目までは上手く笑えずに。
神様。私は知ってしまった。
彼らは…琥珀たちは私をやっぱり大切に思っていてくれていたのだと。
仲間だと思ってくれていたのだと。
じゃあ何故未来で私はあんなことになってしまうのだろう。こんなにも大切に思い合っていたはずなのにどうして私は彼らから見放され、独りになってしまったのだろう。
期待したくない、期待した分、それが叶わないことが何よりも怖く、そして辛いことを私は知っている。
それでも彼らなら、1度目と違い、今の彼らならこの先の未来も共に歩んでくれるのだと信じたい。
信じたいのに。



