現状確認する為に扉の方へ視線を向ければそこには無表情でこちらを見つめている琥珀が立っていた。
やっぱり琥珀だー!
「なになに!?ごめん!どうしたの?」
現状を理解した私は慌ててその場から立ち、琥珀の元へ向かう。
わざわざこんな時間に私のところに来るなんて緊急の用事だろうか?
妖関係で?それとも次期当主or守護者関係?
「今時間大丈夫か?」
「大丈夫だけど…」
琥珀の突然の来訪の理由について考えている私に琥珀がいつものように無表情、無感情といった感じで聞く。
そんな琥珀に私は表面上は平静を装って答えたが内心では訳がわからなくなり、少々混乱していた。
時間がいる用事…ということは、ますます緊急の用事説が濃くなるのでは?
「…」
1度目の今頃…、秋の強化合宿の前ぐらいに何かあったかな…。
これから起こるであろうことを予測しようと頭の中でぐるぐると1度目の今頃のことを思い出そうとするが思い当たる節がない。
妖の襲撃事件の衝撃で何か忘れている、とか?



