「貴方は誰───?」


一瞬にして二人の心はお互いに奪われた。


「ねぇ──」


「ねぇ──」


「私達って──」


「僕達って──」


「「運命───?」」


星が瞬く夜空で出会った、目の前の貴方。


これは──運命の出会いだ。


涼花はそう、確信した。