隣のアイツ

スタスタとついて行くことしか出来ないから、とりあえず後ろをついて行った。


「ちょっと座ろうか、ちょうど影になってるし」


「あ、はいっ」


大きな岩に腰掛ける。


「ごめん、さっきさ、後ろに男たちがいたんだ」


「…?男たち…はい」


それがどうしたんだろう。
海だから人は沢山いるしね。


「そいつらが、梨乃のこと変な目で見てて、色々やらしーこと言ってたから」


「や、やらしーこと?!へ?!」