そして季節は冬から春に変わろうとしている。
私たちの高校へ行く準備も全て済み私たちは高校一年生となった。
まずはクラス発表私以外はドキドキしているのだろう。
私もドキドキしたかった。
なぜできないのかって?
私は入学制代表のあいさつの練習の時に見てしまったからである。
1年C組だ。
嬉しいことに夏と春花と真冬と同じクラスだ。
「ねーーーあーき」
このハイテンションは春花しかいない。
「同じクラスだね?春嬉しい」
春花は自分のことを春という天然美少女ぶりっ子だ。
何年も一緒にいすぎて慣れたけど。
「うん。私もうれしい!真冬は?」
いつもストーカー並みに春花のそばにいるのに・・・
ストーカーは言い過ぎか!ごめんね。
「真冬は、あそこ・・・」
春花なんか変。
「あそこ?」
「ほら」
指さすところ見たら女の子の行列があった。
その先に真冬がいた。
「入学早々モテてるのあいつ」
さすが真冬。中学の時から変わってない。真冬の伝説はすごいのだ。
告白された回数なんとなんと111回今日でもっと増えたみたいだけど。
ちなみに断った回数も111回だ。
結構かわいい子もいたのに。
「誰かと付き合えばいいのにね」
「俺は誰とも付き合わねーよ」
戻ってきた。真冬の特徴は俺様で俺様だ!