妊娠して 熱く 愛を交わせない時間 


二人は 温かい会話で 甘い時間を過ごす。
 

「どんな子かな。」

麻有子の お腹を撫でながら 智之が言う。
 
「元気な子だよ。男の子なら腕白坊主。女の子ならお転婆娘。」

智之の手に 自分の手を重ねて 麻有子は言う。

智之は 幸せな笑い声を上げて 
 

「どっちだろうね。」

と言う。
 

「うん。どっちでもいいの。智くんと私の赤ちゃんだから。」

麻有子も 柔らかい笑顔で答える。

麻有子の頭を抱き寄せて 
 

「そうだね。愛の塊だね。」

と言う。
 

「まだ 会ってないのに すごく可愛いの。」

智之の手に 重ねた手で 優しく お腹を撫でながら 麻有子が言う。
 

「そうなんだよ。俺も すごく愛おしくて。不思議だね。」

と智之は言った後で 


「おーい。待っているからね。ゆっくり出ておいで。」

と麻有子のお腹に 呼びかける。


少し恥ずかしそうで とても嬉しそうな 麻有子の笑顔。