イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「そしたら、今度は俺が純恋ちゃんを運ぶよ」

え……。

「雫久ばっかりかっこいいのはズルいしね」

それって……。
この間、倒れた私をソファまで運んでくれたのが相良くんってこと?

っていうか唯十くん、今めちゃくちゃすごいこと言ってなかった!?

私を運ぶとかなんとか!

冗談でもそんなこと言っちゃ絶対ダメだって!

相手はあなたの大ファンなんだよ!?

脳内が大混乱のなか、ポンと頭に優しく手を置かれて、私の身体はさらに熱を帯びる。

唯十くん、ボディタッチ激しすぎやしませんか。

「これからよろしくね。純恋ちゃん。ご飯、楽しみにしてる」

そう言いながら向けられたキラキラの王子さまスマイルに、一瞬呼吸が止まった。