イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「相良くんっ!ど、どうしたのっ」

とっさに目を逸らす。

どうしよう。
目が合わせられない。

「……今日ずっと、俺のこと避けてるよね」

っ?!

「や、その……」

こんな反応したら、はいそうですって言ってるものなのに。

意識しないようにと思えば思うほど、変になってしまう。

「なんで急に?あんなことあっても、丸山さんの方がなんともないって感じだったのに。俺なんかした?」

あんなことって、唇が触れた日のことを言っているんだよね……。

あれとは全然違ったんだもん、そりゃあぎこちなくなってしまう。

相良くんの様子を見る限り、覚えていないみたいだけど。

「……相良くん、昨日のこと覚えてないの?」

恐る恐る聞いてみると、相良くんがポカンとした。

「え?昨日?」

やっぱり、全然覚えてないんだ……。

「その……酔っ払って……」

「酔っ払う?……誰が?」

誰がって……。