イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「まじか。そんなことが」

全てを聞き終えて、少し驚いた表情を見せた曜さんだけどすぐに柔らかい表情に変えた。

「やっぱり純恋ちゃん、雫久のこと好きなんだね」

「……っ」

改めて声に出して言われるとその気持ちをさらに実感して恥ずかしくなる。

「んー今の関係が壊れるのが怖いって気持ちもすっごくよくわかるけど……」

「……」

「でも純恋ちゃん、本当にその気持ち雫久に伝えないままでいいの?幼なじみの彼に気持ち伝えたことも後悔してる?事故でキスって、お互いに意識して関係が前進する絶好のチャンスなのに」

「そ、それは……」

チャンス……。
そんな風に考えたことなかった。

自分の気持ちをうまく答えられなくて言葉に詰まっていると、曜さんがふたたび話しだした。

「俺は、気持ちを隠してそばに居続ける方が苦しいと思う。だから結果がどうなったとしても、純恋ちゃんが幼なじみに気持ちを伝えたのは正しかったと思うし、そのおかげで今ここにいるじゃん?だから、雫久への気持ちにも素直になってほしいなって思うよ」

相良くんへの気持ちに素直に……。