イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「そう?現に、ネットでも結構言われてるよ」

「え、そ、そうなの?!」

それは初耳すぎる。

「ほら」

そう言って相良くんがササッとスマホを操作して画面を見せてきた。

「わっ……」

そこには相良くんが言うように、曜さんやエンプのふたりについてのコメントが並んでいた。

『渕野曜くん、なんか若返った?』

『エンプの唯十くんと麻飛くん、最近めちゃくちゃ調子いいよね』

などなど。

「えぇ……でも、それは、私の力だけではないと言うか……」

そういいながらも、ほんのわずかでも私の料理がみんなの力になっているなら嬉しくて。

そんなことない、と思いながらも顔が綻ぶ。

ん?でも待てよ?

私の手料理を食べることでみんなが少しでも元気になってくれていたとして。

だから私が倒れないためにも糖分摂取すべきっていう相良くんの言い分はよく分かったけど……。

「でも、なんで2個もあるの?これは相良くんの分だよね?」

そう聞けば、ふたたび目をそらされた。