イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「まず第一に、丸山さんが普段やらない勉強を死ぬほどやったことで、今、丸山さんの脳は糖分不足なわけ」

「は、はぁ……」

いきなり始まった相良くんの話に耳を傾ける。

普段やらない勉強って……ちょっと引っかかる言い方。

まぁ、事実だけど!

だから今の私が糖分不足って言うのは自覚しているつもりだ。

許されるのなら、私だって目の前にあるプリンを食べたい。でも……。

「そんな状態でそのまま働かれて、今度こそ倒れて動けなくなったら、丸山さんの食事で栄養バランスとっていた俺らにも影響が出る、と言うことはすなわち、仕事にも支障が出るってこと。それによって一番困るのは?」

「えっと……」

「そう、会社なんだよ」

いや私、まだ何も答えてないんだけど!
相良くん、謎のスイッチ入っちゃってるよ。

「だからこのプリンは経費で落ちる、以外考えられない。今のライドリアームは丸山さんの料理で回ってるようなもんだから」

「それはあまりにも大げさすぎるよ。私の作るご飯がそこまで影響を与えてるとは……」

プリン食べたいからってそこまで言うかね……。