イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「都合があえばだけど……丸山さんがここを出ても、俺に教えられるとこなら教えるから」

「……何から何まで、本当にありがとうっ」

嬉しくて、ありがたくて。相良くんにここまで優しい言葉をかけてもらえるなんて驚きで、目頭が熱くなる。

出会った時からそうだった。

みんなの登場にびっくりして倒れちゃったあの日も、相良くんが私を運んでくれて。

目が覚めるまでそばにいてくれた。

相良くんには助けてもらってばかりだ。

「ありがたすぎて、泣きそうです」

隣の彼を見て、ひたすらお礼を言うことしかできないでいると、

「フッ。泣く暇あるならこれ解いて」

相良くんがワークの問題を指さすから。

「っ、き、厳しい」

と思わず声を漏らしながら、シャープぺンを持ち直して問題に取り掛かった。