イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「うっ……ちょっと休憩しよう……」

「今休んだら絶対終わらないから。あと20ページは終わらせるよ」

「そんな〜」

あれから1時間が経ち。
想像以上に相良くんはスパルタで。

「……あ、頭が、爆発しそう……」

「まだ全然いけるから」

「そんなーー。相良くんの学校は宿題あるの?」

少しでも休憩したくて話題を振ってみる。

ここの学生3人はみんな同じ学校の芸能科に通っているって前に曜さんから聞いたけど。

仕事が忙しい芸能人のみんなは課題が免除されることとかあるのかな。

「とっくに終わったよ」

「え、終わった?!はやっ!!というかそもそも宿題あるんだっ!」

「そりゃそうでしょ。普通に勉強してるから。麻飛は卒業できるか危ういみたいだけど」

「わ、そうなんだ……すごいね、私なんかよりもずっと忙しいのに」

芸能人は特別扱いされるんじゃ、と思っていたのが恥ずかしくなる。

相良くんはしっかり両立してるんだ……。

学校のこともやりながらあんなすごい曲を作ったりライブをするんだから。

そして麻飛くんの卒業が危ういのはなんとなく理解できる。

少々私と同じ匂いがするというか……。