イケメン芸能人と溺愛シェアハウス♡


「……純恋ちゃん、ごめんね。俺たちそばにいられなくて」

「雫久、純恋ちゃんのこと頼んだよ」

相良くんと宗介さんの会話の後、麻飛くんと唯十くんの声がするけど、身体が重くてちゃんと反応できなくて。

「新しい環境にちょっと疲れ出ちゃったかな?純恋ちゃん、なんか欲しいものあったら雫久になんでも言って。この子、暇だから」

最後に曜さんの声が聞こえて、全員が私の部屋に来てくれているのがわかる。

申し訳ない気持ちももちろんだけど、こうしてみんなが集まってくれることに温かい気持ちになって。

「曜くん。俺、家にはいるけど仕事してるから」

「あ、ごめん。そうだったそうだった。ほんとお大事にね、純恋ちゃん」

曜さんの言葉にコクンとゆっくり頷くと、「そろそろ行こうか」と宗介さんが言って。

賑やかだった部屋がシンと静かになった。