『ごめん。俺、純恋のことそんな風に見たことなかったから……』
ずっと片想いしていた幼なじみに振られて2日。
自室のベッドに潜り込んで、ため息をついては枕に顔を押しつけて。
「あ゛ーー」
なんて声を出して気を紛らわせようとするけど全然ダメ。
バカだな……私。
何だかんだ付き合えるかもってどこか期待してた。
翔のあんなに困った顔、初めて見たな。
『私が、翔のこと男の子として好きだって言ったらどうする?』
『……えっ?』
告白なんてしなければ、明日もいつもみたいにくだらない話で笑いなが一緒に学校に行っていただろうし、
翔の部屋でダラダラと漫画を読むことも出来たはずなのに。
でももう、これからは全部おしまい。