★★★








(ああぁぁ…)




凌辱されること、10分。

開店直前ということで、ようやく離してもらえた。

あの、おさわり凌辱地獄から…。



ったく、何なんだありゃ…。

力付くで逃れようにも、やたらと力が強くて逃げられなかった…。

まあ、実は男性ですしね、彼女たち…。



よろよろとしながら、片隅のカウンターにもたれ掛かる。

無理矢理脱がされたコートと制服のブレザーを片手に。

サワサワサワサワ…あのこそばゆい感触を思い出すと、寒イボものだ。

今でも全身ザワッと震える。



まさか、こんなところで…。

誰が男性に凌辱されようと…。



ああぁぁ…。



「…お。何やってんだ」

「………」



支配人とママのところへ行っていたなずなが戻ってきた。

俺が何されてたか知ってるくせに…何?そのツラッとしたリアクション。

助けてくれたっていいのに…だなんて、ムッとする。



「何で助けてくれなかったんだよ…」



ボソッと呟くと、ブッと吹き出される。