俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~


その答えを予測してみるが、そこまでの想像力には達せず。

エレベーターに乗って、言われた通りに着いていく。

エレベーターが開いたその向こうとは。



目の前に飛び込んでくるのは、ネオンビカビカの華やかな店構え。

それと。



「いらっしゃいませぇー!でも、まだ開店20分前なのぉー!…って、え?!なずな?!」

「きゃーっ!なずな、なずなよぉー!パパは?あんたのパパはぁーっ?!」

「きゃぁぁっ!きゃー!」



エレベーター開いた途端、そこにいたのは、ヘアメイクばっちりの綺麗に着飾られたお姉さんたち二人。

登場するなり、絶頂のテンションと悲鳴で思わず怯んでしまった。

な、なぜ、こんなに元気…!



「ひ、久しぶり、サクラさん、スミレさん…親父はまだ入院中」

「いやあぁぁっ!いつ元気になるのよおぉぉっ!」

「ああぁぁっ!すぐるん、いつ会いに来てくれるのよぉぉっ!私死にそうぅっ!もう死んだぁぁ」



なずなの知り合いの店…?

こんな綺麗なお姉さんたちと?