「お、おいおいおいおい…」


慌てて美森の後を追って、六組に入る。

だが…。



(…えっ)



驚きの状況となっている。

美森が向かったところとは…!



「…おーっ。美森やないかい。どうしたってよ」

「何だ何だ」



そこには、チカと三組にいるはずの同じくサッカー部の輝樹。



そして…。



「…あれ?えっと確かあんた、サッカー部マネのアンミカさん…」

「あーんーなーか!…なずぽよ、何回間違えたら飽きるの!」

「いひひ。すまん」

「なずぽ、おまえワザとじゃね?」

「だって今流行りのアンミカとアンナカだぜー?ついつい」

「なずぽそれ、オヤジギャグの域だかんな」



なずな…!

と、ギャル友のみっちょとむー!



なぜ、チカと輝樹とこいつらが?



…ではない。



なぜ、美森がそこへ…!

って、いつの間にかなずなとそれなりに仲良くなってる?



美森のマネをお願いするヤツって、ひょっとして…!




「…川村萌梨殿ーっ!今日もお願いに上がりましたぁっ!…今日は仲間引き連れて来たのっ」

「またおまえか、アンミカ…」

「あーんーなーか!」