…衝撃だった。
妖精と呼ばれていた、上品で美しい沙羅先輩が。
あんなに快楽を欲する、獣のようになるなんて。
そして、沙羅先輩との関係は一回きりではなく。
その後しばらく、ホテルや高等部の校舎に呼び出されては会う…という生活が、沙羅先輩が卒業するまで続く。
しかし、沙羅先輩が卒業すると、今度はレディクラのメンバーや、その縁の女子生徒が俺を呼び出すようになる。
最初は、欲を満たしたい気持ちで会ってはいたけど、そのうち何故こんなにも複数の女子と関係を持っているのか、自分自身を疑問に思い始めて。
ひとつ疑問を感じると、そんな自分に嫌悪感を抱いてしまう。
そんな中で、VIPやレディクラの裏を理解することになり、更に嫌悪感を抱いてしまい、少しずつ距離を置くことにした。
主催パーティーも、さすがにエグいと思ったし。
しかし、そんな中でこの愚行がカトレア会のみんなにバレてしまい。
みんなから非難轟々。



