俺のボディガードは陰陽師。~第二幕・幸福論~


…衝撃だった。

妖精と呼ばれていた、上品で美しい沙羅先輩が。

あんなに快楽を欲する、獣のようになるなんて。



そして、沙羅先輩との関係は一回きりではなく。

その後しばらく、ホテルや高等部の校舎に呼び出されては会う…という生活が、沙羅先輩が卒業するまで続く。



しかし、沙羅先輩が卒業すると、今度はレディクラのメンバーや、その縁の女子生徒が俺を呼び出すようになる。

最初は、欲を満たしたい気持ちで会ってはいたけど、そのうち何故こんなにも複数の女子と関係を持っているのか、自分自身を疑問に思い始めて。

ひとつ疑問を感じると、そんな自分に嫌悪感を抱いてしまう。

そんな中で、VIPやレディクラの裏を理解することになり、更に嫌悪感を抱いてしまい、少しずつ距離を置くことにした。

主催パーティーも、さすがにエグいと思ったし。




しかし、そんな中でこの愚行がカトレア会のみんなにバレてしまい。

みんなから非難轟々。