しかし、俺には大したことあっても、瞳真くんには大したことないのなら。
その周りにいる颯太やチカにとっても、大したことない…のか。
見方の問題。
「伶士はさ、大したことないことを変に気にしすぎてクヨクヨ悩みすぎ。もっとどーんと構えてけよ」
「…言ってくれるよね」
変に気にしすぎて。
クヨクヨ悩みすぎ。
(………)
…すると、今度は別件をふと思い出してしまう。
それは、昨日の失態…。
俺も説明不十分、なずなは話を最後まで聞かずの食い違いすれ違いの上、お誘いがポシャり。
その用事は何とかなったらしいが、結局どうなったのかわからず。
やめたのか、それとも違う男と行くのか。
それとも…。
《おっ!なずじゃねえの!》
まさか、昨日電話の向こうにいたイケボ男じゃあるめいな。
しかも『なず!』って、ギャル並みに短縮しまくりの愛称で呼びやがって。
しかし、その呼び方でその親密度が量れるのは言うまでもない。
数日同居した俺でさえ、名前そのまま呼び捨てというレベルなのに。
なず?
何?その親密度…!
俺より上…うおおぉぉっ!
その周りにいる颯太やチカにとっても、大したことない…のか。
見方の問題。
「伶士はさ、大したことないことを変に気にしすぎてクヨクヨ悩みすぎ。もっとどーんと構えてけよ」
「…言ってくれるよね」
変に気にしすぎて。
クヨクヨ悩みすぎ。
(………)
…すると、今度は別件をふと思い出してしまう。
それは、昨日の失態…。
俺も説明不十分、なずなは話を最後まで聞かずの食い違いすれ違いの上、お誘いがポシャり。
その用事は何とかなったらしいが、結局どうなったのかわからず。
やめたのか、それとも違う男と行くのか。
それとも…。
《おっ!なずじゃねえの!》
まさか、昨日電話の向こうにいたイケボ男じゃあるめいな。
しかも『なず!』って、ギャル並みに短縮しまくりの愛称で呼びやがって。
しかし、その呼び方でその親密度が量れるのは言うまでもない。
数日同居した俺でさえ、名前そのまま呼び捨てというレベルなのに。
なず?
何?その親密度…!
俺より上…うおおぉぉっ!



