すると、チカが失笑する。
「しかし金持ちって面白れーな。カップ麺食ったことないなんて」
「面白いって何よ…」と、颯太も笑いを堪えていた。
すると、美森が「…はい!」と手をパンと叩く。
「ちょっとそんなことよりもさー。今度の土曜日の話をしよー。部活休みだから、せづマネの試合の応援、みんなで行くんでしょー?計画たてよー!」
「おー。そうか。って、何の計画立てんのよ。応援歌?」
そんなことよりも、で話は終わった。
何だ。俺が橘グループの御曹司とか、みんなにとってはさほどデカい事でもないのか。
俺がセレブだろうが、何だろうが。
呆然としてると、颯太が耳打ちしてくる。
「…俺は、水口さんから聞いてたの。伶士が金持ちの息子だって」
「はっ?!…瞳真くんが?!」
それは、何て事実だ。
瞳真くん、あれほど言ったのに…!
「本人、気にして秘密にしてんだよ。バカだなーってさ。…俺もそう思う」
「は…」
「だって、金持ちの息子だろうが何だろうが、伶士は伶士。イケメンだけど天然うっかりさんな俺達の友達。ただそれだけだし」
「しかし金持ちって面白れーな。カップ麺食ったことないなんて」
「面白いって何よ…」と、颯太も笑いを堪えていた。
すると、美森が「…はい!」と手をパンと叩く。
「ちょっとそんなことよりもさー。今度の土曜日の話をしよー。部活休みだから、せづマネの試合の応援、みんなで行くんでしょー?計画たてよー!」
「おー。そうか。って、何の計画立てんのよ。応援歌?」
そんなことよりも、で話は終わった。
何だ。俺が橘グループの御曹司とか、みんなにとってはさほどデカい事でもないのか。
俺がセレブだろうが、何だろうが。
呆然としてると、颯太が耳打ちしてくる。
「…俺は、水口さんから聞いてたの。伶士が金持ちの息子だって」
「はっ?!…瞳真くんが?!」
それは、何て事実だ。
瞳真くん、あれほど言ったのに…!
「本人、気にして秘密にしてんだよ。バカだなーってさ。…俺もそう思う」
「は…」
「だって、金持ちの息子だろうが何だろうが、伶士は伶士。イケメンだけど天然うっかりさんな俺達の友達。ただそれだけだし」



