「レーナ。色々 ありがとう。明日は 部屋を探そうな。」 「務 仕事は?」 「大丈夫。親にも ちゃんと話したから。」 「うそ!何て?」 「婚約者を こっちに呼ぶから。部屋を探すって。」 「婚約者…?」 「一緒に 住む部屋。」 「ホントに? ご両親は 何て?」 「レーナに会いたがっていた。」 キスの合間に 交わす言葉は 甘くて 熱くて。 何度も キスをしてから 務は 車を発進させた。