目が覚めた。 一面に広がるカラフルなお花畑。 「綺麗」 なんて普段言わない言葉が口をついて出るくらい。 いつもと変わらない制服を着て 事故にあったなんて思えないほど 怪我も何も無くて 事故にあう直前そのものの私。 「あれ、事故にあったの夢? いや待って、じゃあここどこ? ここが夢の中?」 こんがらがる脳内。 もしかしてーー。 「ここ天国?」 なんてそんなことあるわけない。 きっと天国なんて存在しない。 なんて脳内で否定したその時ーー。