しばらく経ったある日のこと。


その日は伯父さんの家に帰ってきていて、久しぶりに友達と会う約束をしていた。


そのために朝からいろいろ大変だった。


髪の毛を整えて、軽くメイクもする。
服も可愛いものを選んで、お気に入りのバッグに荷物を入れた。

バタバタしているうちに時間が来て、慌てて友達の家に行った。


インターフォンを押すと「はーい!」という声と、バタバタという音がした。


そして、ドアが開いた瞬間に、タックルされた。


「みーこーとー!!!会いたかったよう!」


「くるじい・・・陽菜ちゃん・・・。」


「あわわ!!ごめんね!未来音不足で・・・。」


そう、この子が私の親友、陽菜《はるな》ちゃん!