あれからてらっちは、さりげなく、私を守ってくれるようになった。 体育の授業で、女子的理由で動けないときも、「寝不足らしいから」って、保健室に 連れて行ってくれた。 奏音と2人じゃ気が回らないことも、てらっちが気づいてくれたりしてすごく助かった。 ・・・誰かが知ってくれてるって、精神的にも、楽に過ごせるなぁ。 ただ、他のみんなに言うべきか、言うなら、 いつがいいのか、決めかねていた。