ーーーーーそれでは、後夜祭を始めます!


この学校の後夜祭は、本当にお祭りのような雰囲気らしい。


ガヤガヤとしていて、みんなが自由に過ごしている。


私と爽はみんなと合流して、ステージの近くの木の下に座っている。


未「文化祭、楽しかったね!」


奏「だね!お店は大変だったけど、喜んでくれる人がたくさんいて、よかった!」


紘「爽とみこは疲れただろうな。コンテストのせいであんなに人が来て。」


爽「・・・まあ、下手したら人酔いしそうな人数だったけど、大丈夫だったな。」


未「もう動き回る元気はないけどね。」


陽「海俚も女嫌い直って来たんじゃない?」


海「前よりはマシだな。悲鳴とあの甘ったるい匂いは嫌いだけど。」


悠「めちゃくちゃ進歩したな!これもみこのおかげだな!」


未「そんなわけないよ。話を聞いただけだから、何もしてないのと同じ。」


海「いや。みこのおかげ。女子に慣れたの。」


未「なら、嬉しいな!海俚の役に立てて!」


奏「悠弥もよかったよな。親と仲直り出来て。」


悠「確かに。これもみこのおかげだな。」


未「えへへ、みんながそう思ってくれるの、すごく嬉しいな!」


爽「あー・・・みこのその顔は反則だろ・・・。」


陽「だよね・・・。」


未「うん?みんななんで顔赤いの?」


悠「みこは知らなくていいことだから。」


紘「そうだ。みこはそのままでいい。」



本当に謎だなぁ・・・みんなが赤くなる理由。