教室について窓の外を見ると、亮にぃが女の子に囲まれていた。


うん・・・大変そう・・・。


心の中で同情しながら、いろんなことを考える。



今日、陽菜ちゃんに電話して、爽のこと聞いてもらおうかな。
陽菜ちゃんのことも聞きたいなぁ。


あの男の子と、うまくいってるのかなぁ。

いっぱい考えている内にいつの間にか笑ってたみたい。


「みこちゃん、なんで笑ってるの?」


「さあ?なんか嬉しいことでもあったのかな
 ぁ?わかんないけど。」


「でも、呟きはないな・・・。」


「「「かわいいな・・・」」」


「ベタ惚れ3人組だな」


こんな会話が繰り広げられていたのは、

全く知らない私でした。