私が戸惑っていると、みんなが引っ張って
私を支えてくれた。

やっとのことで教室に入って、席に着く。


未「ホント、なんだったんだ・・・。」


爽「あ、説明してなかったっけ?」


未「あの女子、なんでいるの?」


爽「あれは、文化祭のイベントのためにこの時期だけ、女の子が学校に来れるようになってるんだよ。」


紘「まず、文化祭の説明からだな。文化祭では毎年『美男美女コンテスト』があるんだよ。で、そのために投票するやつを決める期間を設けてるんだ。それが、朝、HRの10分前までの僅かな時間なんだ。」


未「『美男美女コンテスト』の美女ってどうやって決めるの?」


爽「女装して、可愛かった人だね。」


紘「ちなみに俺ら7人は参加決定だ。」



え、待って待って!強制参加なの?!



悠「みこ、ほら見て。HPに参加者の顔写真
  が載ってるよ。俺らいるでしょ?」



ほ、本当だ!私の顔写真もバッチリ。

しかも、美女コンテストの方に載ってる。

どうしよう・・・バレたらやばい。